不妊治療が増えている?
健康なカップルが避妊をすることなく性生活をしていても、一定期間妊娠しない場合を不妊症と言います。
以前はこの一定期間が一般的には2年と考えられてきましたが、近年は様々な社会的背景から1年と日本産科婦人科学会で定めているのです。
また近年は結婚年齢が上がって赤ちゃんを望む年齢が高齢化していることや、不妊治療が普及してハードルが低くなったことも影響して不妊治療を受ける人が増えています。
ただ卵巣内にある卵子は新しく作られることはなくて、年齢と共に数が減少しますし質も低下して、個人差はありますが30歳を超えると妊娠する力は低下して、35歳を過ぎると急激に低くなるのです。
これは女性だけではなくて男性も同様で、加齢と共に精子の質や精巣機能が少しずつ低下してしまうので、男性女性共に不妊治療はできるだけ若い時期に始めることが重要になります。
それから過去に妊娠をしたから不妊症ではないと考える方もいますが、加齢により卵子や精子の状況が変化したり、妊娠の妨げになる合併症を併発したりするなど不妊治療が必要となる可能性もあるのです。
その為、その時その時で現状を知ることが大切で、不妊治療の種類と手順について知っておくことも必要になります。
順を追ってステップアップ
夫婦の年齢や諸条件でタイミングは異なりますが、一般的に原因に応じて負担の少ない方法から不妊治療をスタートします。
まず第1段階の一般不妊治療として行われるのが、性交のタイミングを合わせるタイミング法となります。
ただ6回以上で妊娠しないと妊娠率は停滞するため、6回をひとつの目安として期間を定める必要があるのです。
次に考えられるのが人工授精で、妊娠する確率は1回あたり約10%と言われています。
その他にも排卵誘発薬を用いた薬物療法や、子宮内膜症などに対する外科療法もあるのです。
第2段階は体外受精や顕微授精などの高度生殖医療で、このように一定期間治療しても妊娠しない時には、順を追ってステップアップして治療することも考える必要があります。
その為、様々な状況に基づいて今後の治療方針を気軽に話し合えて、わかりやすく提案してくれるような病院の受診がおすすめです。
丸の内の杉山産婦人科の口コミには、体外受精についての勉強会に参加して良かったというのがあります。
またリラックスして質問できたし説明を聞くこともできたので、ストレスを感じることなく治療期間を過ごすことができたというのもあるので、ひとつの参考にすると良いです。