夫由来の不妊の原因
不妊といえば妻の問題と考える方が多いでしょうが、不妊の原因が夫のみ又は夫婦二人にあるケースは約48%で、実際には不妊の原因の半数は夫由来といえるのです。
男性不妊に関する情報が少ないために、まさか俺がと思う方が多いでしょうが、不妊症の原因の約半数を占めていると認識する必要があります。
夫の不妊症の主な原因としては、精子がたくさん作れない造精機能障害で全体の約82%、性行為ができない性機能障害が約13%、精子が通れない・出てこない閉塞性精路障害が約4%です。
造精機能障害には、精子の数が少ない乏精子症と、精子の動きが悪い精子無力症がありますし、精子が全く見られない状態無精子症、正常な精子が形成される割合が4%以下の奇形精子症などがあるのです。
また精巣上部や周辺の静脈が拡張した状態の精索静脈瘤というのもあって、正常な男性と比較して不妊患者に高い確率で認められます。
性機能障害には、性交時に必要な勃起が起こらず性行為ができない勃起障害や、腟内での射精ができない腟内射精障害があって、心的な要因が原因と言われているのです。
閉塞性精路障害は、精路に何らかの障害があって精液中に精子がでない状態で、射出精液中に精子が認められない状態を言います。
その他にも、低ゴナドトロピン性性腺機能不全・高プロラクチン血症・テストステロン分泌低下などのホルモン障害や、感染症に関係した副腎障害・癌なども原因として挙げられるのです。
その為、精子の濃度・運動率・形態などについて調べることはとても重要なことになります。
不妊ドックとは
このように妻だけではなくて夫に不妊の原因がある可能性も考えられるため、夫婦で専門クリニックにて様々な検査を受けることが大切です。
丸の内の杉山産婦人科では不妊ドック(検診)を実施していて、検査時期を問わない検査の精液検査・クラミジア検査・感染症各種検査及びAMHが受けられます。
また検査時期が決まっている項目の卵管造影・子宮鏡検査・生理中ホルモン検査・黄体期ホルモン検査・フーナー検査なども受けられるのです。
丸の内の杉山産婦人科の口コミにも、一から分かりやすく説明してくれたので夫と共にここで治療してもらおうと決めましたという声があります。
また、ストレスを感じない治療期間を過ごすことができて大満足という声もあるので、まずは夫婦で不妊ドックを利用して不妊の原因を明確にして治療に取り組むことがおすすめです。